戦場の現在(いま)―戦闘地域の最前線をゆく
加藤健二郎
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出版社
集英社 |
世界各地で繰り広げられる戦争や紛争。テレビなどのメディアを通じて、私たちはそれを見ている。しかしそれは本当の戦争の光景ではない。弾が飛び交い、爆弾が降り、諜報機関が暗躍し、地雷が敷設された戦場の現実とは、果たしてどのようなものなのか―。
戦争の現実を知るためには、ゲリラや兵士たちと行動を共にし、戦場を自ら体験するしかない―。
十五年以上もの間、チェチェンや旧ユーゴ、イラクをはじめ、中米、アフリカ、中東、旧東欧など世界各地の戦場を渡り歩き、さまざまな危険な状況に身をおいてきた戦場ジャーナリストが、現代における戦場の実態を描く。
【内容】
01 戦場の音と風景
02 チェチェン・ゲリラとともに
03 戦争は「激しかった」と誇張される
04 メディアが戦況を変える
05 諜報機関との闘い
06 近代戦の現実