バベルの謎―ヤハウィストの冒険
長谷川三千子
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出版社
中央公論新社 |
旧約聖書「創世記」に記されている天地創造からバベルの塔にいたる物語。
「人が傲慢のうちに天まで届く塔を作ろうとしたところ、神の怒りに触れ、塔は破壊され、人々の言葉を互いに分からなくさせた」という。
そこには、ヨーロッパの言語思想の伝統を支配している「ただ一つの言語」という強迫観念が見られる。
本書は旧約聖書を一つの作品として読み直し、そこに秘められた様々な謎を解き明かしていく。
[詳細] https://www.chuko.co.jp/bunko/2007/04/204840.html