私は「毛主席の小戦士」だった―ある中国人哲学者の告白
石平
|
出版社
飛鳥新社 |
日本留学時代、天安門事件を目の当たりにし、祖国に絶望した筆者は失意の日々を神戸で過ごす。そこで彼の見たものとは…。祖父から幼少の頃習った「論語」に「礼節」、そして京都で見つけた「江南の春」。日本の伝統文化の中に、中国の古き良き時代を見た筆者は、伝統的な価値観を否定し、国民を洗脳してきた共産中国との訣別を決意する。
かつては「毛主席の小戦士」たらんことを誓った中国人が、「親日・反中」に至る心の軌跡を描く。