中国が世界をメチャクチャにする
ジェームズ・キング【著】 / 栗原百代【翻訳】
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出版社
草思社 |
「世界の工場」たらんとする中国。しかし、その工場を稼働させるためには、世界中からありとあらゆる資源をかき集める必要があり、昨今の原油・鉄鋼価格上昇の一因になるなど、すでに無視できない影響が出始めている。さらには、広がる国内格差、技術の強奪、なりふり構わぬ資源外交に加え、自国の環境を破壊しながらもひたすら経済成長を追い求め、今や公害輸出国になった中国。13億の人民の欲望があふれ出すとき、世界規模の混乱がもたらされる。
【内容】
第1章 ドルトムントの「不死鳥」
第2章 「現代のシカゴ」、重慶
第3章 伝説の「一〇億人市場」の甘い罠
第4章 技術移転、低賃金に負ける
第5章 中西部の町ロックフォードの落日
第6章 凄まじい環境ストレス
第7章 信頼関係が失われた社会
第8章 一党独裁と資本主義経済のミスマッチ
第9章 世界各地で激化する米中の対立