大麻という農作物―日本人の営みを支えてきた植物とその危機
大麻博物館
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「違法な薬物」として認識されることが多い大麻だが、我が国では稲作より古い歴史ある農作物であり、繊維を衣服や縄、釣糸、漁網に、種を食料に、茎を建材に、根や葉を薬用にと幅広い用途で利用してきた伝統があり、神道においても、その存在は欠かせない。
しかし、誤解や偏見が蔓延する中、免許制の大麻農家は激減しており、日本の大麻文化は存続の危機にある。
栃木県・那須高原の私設博物館「大麻博物館」が、「日本人の営みを支え続けてきた農作物」について紹介する。