ヨーロッパから民主主義が消える
川口マーン惠美
|
出版社
PHP研究所 |
かつてEUが誕生したとき、ギリシャに「国境なき医師団」が入り、「ドイツ帝国」の復活が危ぶまれ、テロの嵐が吹き荒れることを誰が想像できたか。民主主義の理想を掲げたEUは、どこかで道を誤った。それどころか著者が現地で目にしたのは、国境線の内側に閉じこもる、理念とまるで矛書した加盟国の姿だった…。難民とテロによってヨーロッパの誇りである民主主義は終焉を迎えるのか?その先にあるのはナショナリズムの膨張?それとも戦争?そこで日本が学ぶべきは「国境を超える枠組み」とどう向き合うか、ということだ。ベストセラー作家がドイツから届ける衝撃のレポート。