神やぶれたまはず―昭和二十年八月十五日正午
長谷川三千子
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出版社
中央公論新社 |
昭和二十年八月十五日、終戦の玉音放送を拝したラジオの前の人びとは、一瞬の静寂のうちに、何を聞きとったのだろうか。歴史の彼方に忘れ去られた至高の瞬間をさぐる、精神史の試み。
【内容】
第1章 折口信夫「神やぶれたまふ」
第2章 橋川文三「『戦争体験』論の意味」
第3章 桶谷秀昭『昭和精神史』
第4章 太宰治「トカトントン」
第5章 伊東静雄の日記
第6章 磯田光一『戦後史の空間』
第7章 吉本隆明『高村/光太郎』
第8章 三島由紀夫『英霊の聲』
第9章 「イサク奉献」(旧約聖書『創世記』)
第10章 昭和天皇御製「身はいかならむとも」
[詳細] https://www.chuko.co.jp/tanko/2013/07/004517.html