ラバウル戦犯弁護人-報復裁判に立ち向かった日本人
松浦義教
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出版社
光人社 |
この日記には、明らかに冤罪であるにもかかわらず、従容として死を受けいれていく将兵の姿が正確に記録されている。それが今、活字となって人々の目にふれ、時代を超えて生きることになる。
【内容】
戦犯裁判の始まる前夜
戦犯裁判の苛烈さに直面する
戦犯法廷内外の種々相
続けざまの死刑執行-人々はいかに死んでいったか
戦犯の坩堝の中で
今村将軍の苦衷とさむらいたちの願い
ラバウルの自然と豪軍将校との交流
逝くもの還るもの
ラバウル戦犯裁判情勢転換の兆し
戦犯裁判初期の酷烈さ
帰国の決意と最後の責務
筑紫丸入港す・復員航路
その後の戦犯事情