【桜・ニュース・ダイジェスト 第28号】
番組クローズアップ!!
青木直人 「中国ロビイストの研究」 第2弾!
山口百恵 “天安門 再デビュー” の策謀

中国ロビイストの研究 - Part2 
 ここまでやるか、「日中友好」
     胡耀邦が画策した “山口百恵 天安門・再デビュー”


 [ 5月3日(木) 放送 ]  


チャンネル桜代表・水島がホストを務め、気鋭の“シナウォッチャー”である
ジャーナリストの青木直人氏をお迎えして送る『中国ロビイストの研究』シリ
ーズ。

ODA問題の追及を嚆矢に、地道な取材と独自の視点で、大手マスコミ
が決して伝えない・伝えられない“本当の”日中問題に、勇気をもって取り
組んでこられた青木氏ですが、他の追随を許さないその鋭い分析は、近
年、不安定要因が拡大する中国という厄介な隣人を前に、ますます重
要性を増しています。

シリーズ第2弾となる今回は、これまで公にはほとんど語られることがなか
った“永遠のアイドル”山口百恵さんを巡る中国共産党政府内の暗闘に
ついて、青木氏よりたっぷりと伺うことが出来ました。

政治・経済分野を中心とする中国関連報道は世にあふれていても、
「山口百恵」という日本のトップアイドルをシンボルとする文化交流の裏に
秘められた、日中双方における国内の政治的暗闘、そして、それに密接
に連関している二国間のパワーゲームという切り口で中国問題を論じるこ
とが出来るのは、ただ一人、青木氏をおいて他にいません。

そして、現在の日中間の問題についても多くの示唆に満ちているその論説・
分析は、唯一、このチャンネル桜でしか聞けないものです。

中国礼賛一辺倒の既存マスコミでは絶対に得られない“真実”も知った上
で、我々はしっかりと考えねばならないのではないでしょうか。
そんな隣国と、如何に付き合っていくべきなのか ――。


番組よりその内容の一部をご紹介致します!


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青木)

山口百恵さんなんですけれども、実は、彼女が引退した4年後の1984
年にですね、今から20数年前になるのですけれども、引退した山口百恵
をですね、中国政府が国家をあげて復帰工作というのを行いまして、
当時の中国の最高指導者であった胡耀邦総書記と山口百恵の会見を
実現させて、山口百恵を天安門に立たせて
「こんにちは。私が山口百恵です」
と言わせようとしたというですね、そういう事件がございました。

水島)

全く知られていない話ですね、これは。

青木)

この中国側の“山口百恵復帰工作”ですね、これは今に至るまで外部に
は一切秘匿されて、これに関連した関係者の方は一切口を開いておりま
せん。

しかし、この工作というのは、実は胡耀邦総書記の側近だった人物と、
あるいは日本の中国大使館ですね、これが山口百恵さん本人、及び、
山口さん周辺の人を通じて、かなり本格的に行われ、正式に打診もされ
た。

そればかりか、これは今回初めて明らかにすることなのですが、中国政府
の文化部というセクションがありまして、ここの1984年当時の部長の名
前で、三浦(山口)百恵さん宛に正式な招待状が発行されております。

で。最終的には彼女の中国招請は失敗に終わるわけですが、それでは、
中国がなぜ山口百恵を中国に呼ぶ必要があったのか?

天安門で山口百恵が中国の国民に挨拶をするということの政治的意味
はどういうことなのか?

実は、そこにあったのは日中両国の指導部の中における旧来の勢力と新
興勢力のパワーゲームであって、中国の中でも保守派に包囲された中で
改革開放の旗を掲げる胡耀邦が日本との関係を強化して、中国国内に
おける親日派的世論を作ってゆく。

それこそが彼らが主導していた改革開放政策のへゲモニー(覇権・主導
権)を握るために必要であった。
そのために山口百恵は天安門広場に立つ必要があったのだ。

という話をですね、この話の詳細はほとんど明らかになっておりませんが、
当時、私が取材した内幕の話も含めて、20数年ぶりにこの話をさせて頂
きたいと思います。


…(略)…



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『中国ロビイストの研究 -Part2』
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