大東亜戦争と本土決戦の真実
家村和幸
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出版社
並木書房 |
終戦直前、本土決戦を覚悟した日本陸軍は、それまでの「後退配備」から「水際配備」に大きく舵を切った。
戦後、これは「自暴自棄の玉砕戦法」であると批判されたが、事実はまったく異なる。
敵上陸時の最大の弱点を突く「水際撃滅」こそ、劣勢な側が勝利を得る唯一の戦い方である。
硫黄島や沖縄で多大の出血を強いられた米国は、本土決戦に引きずり込まれることを恐れ、「ポツダム宣言」の発表を急いだ。
日本陸軍は、八五年の歴史を閉じる最後の戦いにおいて、全軍が水際で討ち死にする覚悟を固めて国土と国民を守り抜こうとした。
元寇に次ぐ日本史上二度目の本土防衛戦の真実に迫る!